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きぶなくんの市場のお魚雑学ブログ(魚以外もあるよ!)

スズキのお話

2021-05-24
人では2位。魚では栄えある第1位
梅雨の時期からますます美味しくなる魚といえば…そうですスズキです!言わずと知れた白身魚でひとたび釣り針にかかれば引きが強く、大きさも1m近くなることから釣り人からはシーバスとも呼ばれて親しまれていますね。
 
そんなスズキですが、実は世界中に暮らす魚の種類の多くは分類学上このスズキと所縁のある種類だといわれています。
日本国内には現在4600種類以上の魚類が見つかっていますが、その中でも分類上スズキが属する『スズキ目』は日本で最大目となっています。このスズキ目の中にはサバ科やアジ科、他にもハタ科やタイ科などなど「なんとなくTHE魚って形しているな…」と感じる魚は大抵スズキ目の魚だと思っても過言ではないと言えます。(勿論サケ目やキンメダイ目など、スズキ目以外の魚もいます。)
ただ国内に生息するスズキ目スズキ科の魚はスズキとヒラスズキのたった2種類しかいません。黒い点があるタイリクスズキは中国沿岸の魚で養殖用に輸入したものが逃げ出して国内沿岸に住み着いてしまったものなので国内種にカウントされていないようです。
 
流石は全国苗字ランキングでは佐藤さんに次ぐ第2位を冠する名を持つスズキさんですが、その名前の由来を調べると本当に諸説たくさんヒットします。しかしその中でも江戸中期の語源書『日本釈名』の第3巻に『その身白くてすすぎたるように清げなる魚なり』と表記してある事から、身がすすがれたように白くきれいなので《すすぎ→スズキ》になったという説がなかなか有力のようです。
 
そんなスズキですが、旬の夏になると身に弾力が生まれる為、その美味しさも爆上がりです!刺身や焼き、はたまた洗いなど何にしても美味しいスズキ…今年の夏に是非食べてみたいものですね。
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