きぶなくんの市場のお魚雑学ブログ(魚以外もあるよ!)
マダイのお話
2021-04-05
いろんな魚もあやかりタイ!
桜も見ごろが過ぎようとしている今日この頃、まだまだお祝い事の多い時期が続いていますが、この季節に外すことのできない魚がマダイです!
ちょうど旬を迎える魚でもあるのですが、なぜ日本にはたくさん魚がいるのにマダイだけがこんなに特別扱いされるのでしょう?
まずマダイは全国各地の貝塚などからも骨が出土しており、古くから日本人に食べられていました。室町時代ではコイの方が優位だったらしいのですが、時代が進むにつれて、紅白の色合いや上品な味、大きくなると1mにもなる大きさや整った体型などから縁起のいい魚の代表格になったといわれています。
また、国内には「~ダイ」と名前がつく魚がたくさんいますが、本物のタイ科の魚類はなんと13種類しかいません。それ以外のタイの名がつく魚はまとめて『あやかりタイ』と呼ばれることがあるようです。
他にもタイの中のタイや恵比須様との関係など様々なエピソードがありますが、語りつくせないので、別の機会にまわしタイと思います!
因みにタイの名前の由来は「めでたい」ではなく「平たい」説が有力のようです!
※平安時代の法令集『延喜式』より平魚(たひ)と表記されているため。
では最後に国内のタイ科13種言ってみたいと思います!
マダイ・クロダイ・チダイ・ヘダイ・キダイ・キチヌ・ミナミクロダイ・オキナワキチヌ・ホシレンコ・キビレアカレンコ・タイワンダイ・ナンヨウチヌ・ヒレコダイ…以上!ありがとうございました!
