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きぶなくんの市場のお魚雑学ブログ(魚以外もあるよ!)

宇都宮市場で発見!激熱水産物!

2021-12-14
オニ〇〇
オニカサゴやオニオコゼ、オニカマスにオニイトマキエイなど…
魚だけでも名前に『オニ』というワードが入っている種類は、探してみると意外にいるものです。それらの種類は、鬼のように奇怪な風貌であったり、同じ仲間の中でも体が著しく大きかったり、その他の理由でも『オニ』の名がついています。そして、今回発見した魚は市場に出回る事は稀だとも言われ、名前に『オニ』がついているのです!
 

その名も…

 
オニアジ
 

「なんだ、アジか…」と思った方、ただのアジだとなめないでください!(…アジのなめろうだけに。)
このオニアジは主に西日本や台湾などでも漁獲される魚ですが、国内では漁獲量が少なく、市場に出回る前に地産地消してしまうことが多いようです。一度お目にかかりたかった魚だったので、宇都宮で見られたことにとても感動しました!(因みに新潟県や津軽海峡でも見つかった例があるようです。)
 
オニアジはアジの特徴でもある『稜鱗(りょうりん)、ゼイゴ』とも呼ばれる頑丈な鱗(うろこ)が非常に大きく、体の後方にかけて広く体表面を覆っています。その風貌はまるで鎧を纏っているようです。また、マアジに比べて小顔なのも特徴です。胸鰭が長いのもカッコいいですね!
 
今回はなかなかお目にかかれない魚なので、実際に買って食べてみました!身はマアジに比べて赤みが強く、血合の面積も大きかったです。味の方はというと…
 
「鬼美味いいーッ!!」
 
とてもオイリーでマアジに引けを取らないほどの美味さでした!珍しいうえにこんなに美味しい魚だとは…!更にこの魚が好きになりました!
 
調べてみると今の時期がちょうど旬のようで、油がたくさんのっているとのこと。なめろうにもしてみようと思いましたが、油が想像以上にのっていたので、「これは刺身だ!」と思い、じっくり味わっていただきました!
 この魚は栃木県のスーパーに並ぶことは、あり得ないに等しいほどに非常に稀だと思われます。もし、居酒屋などどこかで見かけた時は是非食べてみることを強くおすすめしたいです!
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