きぶなくんの市場のお魚雑学ブログ(魚以外もあるよ!)
カキの話
2021-07-26
Rがつかない月はカキを食べるな!と言われましても…。
本格的に夏に入った今日この頃、今まさに旬を迎えている魚介類に岩牡蠣があります。大きめの殻を開いてレモンを絞り、たった一つしかない濃厚な味の中身食べる時間は全てを忘れて幸せな時間に包まれます…でもってお好みでもみじおろしとか小ネギとか…あ~絶対美味しいやつですね!
序盤から少々熱くなってしまい申し訳ございません。国内で食べられるカキは数種類いますが、有名な2種類といえば冬が旬のマガキと夏が旬のイワガキです。
因みにカキという名前の由来は果物とは関係なく、実際に海で採る際に岩からこの貝を『掻き落とす』ことから掻き→カキになったとも言われております。(注:諸説あり)
また、カキは漢字で牡蠣と表記されますが、なぜ牝(メス)ではなく牡(オス)なのでしょうか?
有名な貝で例えるならサザエは内臓(生殖腺)の色でオスとメスがわかります。メスは深緑色でオスはクリーム色です。…そうです、カキはどの個体をむいてもキレイなクリーム色をしているので、昔の中国では『我々が食べているカキは全てオスだ』と思われ『牡』の漢字がついたと云われています。
また、欧米では『Rがつかない月はカキを食べるな』という言葉があります。Rがつかない月というのは5~8月の事ですね。なぜそのように言われているのでしょうか?
これには理由があり、旬の冬の時期が過ぎて味が落ちるという事、言葉が出された当時、冷蔵設備が無く食中毒を発症しやすかった事…などがあると云われています。
しかしながら、イワガキの旬は今ですね。実はこの言葉は欧米のマガキやヨーロッパヒラガキの話で日本のイワガキは関係ないとのこと。例えマガキであっても現在は養殖技術も格段に進歩していることから、一概には言えませんね。もう使わなくても済む言葉といったところでしょうか。
そして今まさに岩牡蠣を食べたいという方に朗報です!現在、宇都宮市中央卸市場では毎週土曜日9:00~11:00に一般開放をしています!旬の美味しい水産物をご家庭で食べられるチャンスです!今の時期であれば市場には岩牡蠣も並んでいますのでご興味のある方は是非ともご来場ください!(^^)

